近江ARS
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近江ARS「染め替えて近江大事」【第1部】映像 興|近江にARSを感じて(110分)
¥1,600 税込本アーカイブ映像は、2021年12月3日に琵琶湖を一望できる滋賀県立芸術劇場で開催しました近江ARS(アルス)のキックオフイベント「染め替えて近江大事」の【第1部】の記録です。配信期間は、2022年2月10日〜2023年12月31日です。 HYAKKEN MARKETでは、近江ARS「染め替えて近江大事」キックオフの映像配信(有料)をしております。 皆様からいただいたご好評につき、2023年12月31日まで期間延長いたしました!ぜひ、この機会にご視聴ください。 近江ARSとは、現代社会が失いかけている日本のもう一つの様式(Another Real Style)に価値を見出し、世界に発信しようというプロジェクトです。総合監修は、日本文化研究の第一人者であり滋賀県長浜にルーツをもつ編集工学者・松岡正剛氏がつとめます。中心メンバーは、三井寺長吏・福家俊彦氏ならびに各方面から集まった個性豊かな近江同志たち。 第1部「興|近江にARSを感じて」の見どころは、日本をリードする各界の著名人・専門家が語る「近江語り」です。松岡正剛氏と福家俊彦氏が、江戸文化研究者・法政大学名誉教授(第19代総長)の田中優子氏、滋賀県長浜にゆかりのある遠州茶道宗家十三世家元の小堀宗実氏のお二方を迎えて繰り広げる近江を読み解くキーワードの連発にご注目ください。また、建築家の隈研吾氏の映像メッセージでは、視察で近江をめぐった時の衝撃が語られています。 <イベントの概要> <dl> <dt>名称</dt> <dd>近江ARSキックオフイベント「染め替えて近江大事」</dd> <dt>日時</dt> <dd>2021年12月3日 15:00〜19:00</dd> <dt>場所</dt> <dd>滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール「大ホール」</dd> <dt>参加</dt> <dd>300名(定員)</dd> <dt>内容</dt> <dd>【第1部】興|近江にARSを感じて 【第2部】祝|福家俊彦三井寺長吏就任 【名残り】(※映像記録には入っていません) </dd> <dt>出演</dt> <dd>松岡 正剛(編集工学者、角川武蔵野ミュージアム館長) 福家 俊彦(三井寺長吏) 【第1部】 田中 優子(江戸文化研究者 法政大学名誉教授(第19代総長) 小堀 宗実(遠州茶道宗家 十三世家元 不傳庵) 映像出演|隈研吾(建築家) 【第2部】 三日月 大造(滋賀県知事) 冷泉 為人(上冷泉家第25代当主) 河村 晴久(能楽師 観世流シテ方) 石丸 正運(美術史家) 蓑 豊(兵庫県立美術館館長) 奥田 博土(陶芸家) 中島 省三(写真家・映像作家) 大道 良夫(大津市商工会議所会頭) 平出 隆(詩人) 本條 秀太郎(三味線演奏家・作曲家) エバレット・ブラウン(写真家) 川戸 良幸(びわこビジターズビューロー会長) 芝田 冬樹(叶 匠壽庵 代表取締役) 冨田 泰伸(冨田酒造 十五代当主) 中山 雅文(中山事務所 代表取締役) </dd> <dt>司会</dt> <dd>鷲尾 龍華(石山寺 座主) 和泉 佳奈子(百間 代表取締役) </dd> </dl> *本映像は【第1部】のみとなります ご感想やご意見ほか、近江ARSのイベントなどのご案内をご要望の方は、本プロジェクトの公式サイトの「CONTACT」からご連絡いただけますようお願いいたします。 <a href="https://arscombinatoria.jp/omi" target="_blank">https://arscombinatoria.jp/omi</a>
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近江ARS「染め替えて近江大事」【第2部】映像 祝|福家俊彦三井寺長吏就任(85分)
¥1,600 税込本アーカイブ映像は、2021年12月3日に琵琶湖を一望できる滋賀県立芸術劇場で開催しました近江ARS(アルス)のキックオフイベント「染め替えて近江大事」の【第2部】の記録です。配信期間は、2022年2月10日〜2023年12月31日です。 HYAKKEN MARKETでは、近江ARS「染め替えて近江大事」キックオフの映像配信(有料)をしております。 皆様からいただいたご好評につき、2023年12月31日まで期間延長いたしました!ぜひ、この機会にご視聴ください。 近江ARSとは、現代社会が失いかけている日本のもう一つの様式(Another Real Style)に価値を見出し、世界に発信しようというプロジェクトです。総合監修は、日本文化研究の第一人者であり滋賀県長浜にルーツをもつ編集工学者・松岡正剛氏がつとめます。中心メンバーは、三井寺長吏・福家俊彦氏ならびに県内外から集まった個性豊かな近江同志たち。 第2部「祝|福家俊彦三井寺長吏就任」では、福家俊彦氏の三井寺長吏就任を祝う大勢の皆様が集いました。ステージ上でさまざまなエピソードを語られ、近江が育んできた自然・文化・歴史におよぶエピソードのほか、京都と近江の文化交流、滋賀県と仏教美術、これからのミュージアム、福家氏との交友関係、読書家としての福家氏の一面をくすぐる出来事、近江ARSへのエールなど、お一人づつのお話は多岐に及びました。 <イベントの概要> <dl> <dt>名称</dt> <dd>近江ARSキックオフイベント「染め替えて近江大事」</dd> <dt>日時</dt> <dd>2021年12月3日 15:00〜19:00</dd> <dt>場所</dt> <dd>滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール「大ホール」</dd> <dt>参加</dt> <dd>300名(定員)</dd> <dt>内容</dt> <dd>【第1部】興|近江にARSを感じて 【第2部】祝|福家俊彦三井寺長吏就任 【名残り】(※映像記録には入っていません) </dd> <dt>出演</dt> <dd>松岡 正剛(編集工学者、角川武蔵野ミュージアム館長) 福家 俊彦(三井寺長吏) 【第1部】 田中 優子(江戸文化研究者 法政大学名誉教授(第19代総長) 小堀 宗実(遠州茶道宗家 十三世家元 不傳庵) 映像出演|隈研吾(建築家) 【第2部】 三日月 大造(滋賀県知事) 冷泉 為人(上冷泉家第25代当主) 河村 晴久(能楽師 観世流シテ方) 石丸 正運(美術史家) 蓑 豊(兵庫県立美術館館長) 奥田 博土(陶芸家) 中島 省三(写真家・映像作家) 大道 良夫(大津市商工会議所会頭) 平出 隆(詩人) 本條 秀太郎(三味線演奏家・作曲家) エバレット・ブラウン(写真家) 川戸 良幸(びわこビジターズビューロー会長) 芝田 冬樹(叶 匠壽庵 代表取締役) 冨田 泰伸(冨田酒造 十五代当主) 中山 雅文(中山事務所 代表取締役) </dd> <dt>司会</dt> <dd>鷲尾 龍華(石山寺 座主) 和泉 佳奈子(百間 代表取締役) </dd> </dl> *本映像は【第2部】のみとなります ご感想やご意見ほか、近江ARSのイベントなどのご案内をご要望の方は、本プロジェクトの公式サイトの「CONTACT」からご連絡いただけますようお願いいたします。 <a href="https://arscombinatoria.jp/omi" target="_blank">https://arscombinatoria.jp/omi</a>
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近江ARS 第1回「還生の会」【第1・2・3部】映像(約52分)
¥3,000 税込本アーカイブ映像は、2022年5月23日に三井寺にて開催しました仏教学第一人者・末木文美士氏の第1回「還生の会」の【第1・2・3部】映像です。配信期間は、2022年11月29日〜2024年5月31日です。 HYAKKEN MARKETでは、第1回「還生の会」の映像配信(有料)をしております。 ぜひ、この機会にご視聴ください。 6世紀頃に日本に伝わったとされる仏教は、日本人を取り巻くさまざまな要素 と混ざり合い「日本仏教」という独自の思想として形づくられてきました。仏教学の第一人者である末木文美士氏は、仏教研究には仏教学・歴史学・民俗学・ 文学史・美術史など学際的な研究が必要だと唱え、異なるジャンルとのつながり のなかに仏教を捉え直してきました。 近江 ARS「還生の会(げんしょう・の・かい)」では、数回にわたって末木氏をお迎えします。日本仏教 を広い視座から見直し、近代社会のあり方や、日本人の死生観を根本から問い直 し、子供たちが集う未来の場づくりへと繋げます。 第1回目は「日本仏教の見方」をテーマとし、1部の末木文美士氏のソロトークを受けて、2部は末木文美士氏をかこんで松岡正剛氏、福家俊彦氏を交えての鼎談、3部はご来場の皆様との交わし合いの時間です。 <イベントの概要> ◎名称 第1回「還生の会」 ◎内容 【第1部】末木文美士氏によるソロトーク 【第2部】末木文美士氏・福家俊彦氏・松岡正剛氏による座談会 【第3部】意見交換会 ◎日時 令和4年5月23日(月) ◎場所 三井寺事務所 滋賀県大津市園城寺町246 〒520-0036 ◎出演 末木文美士 未来哲学研究所所長 松岡正剛 編集工学者 福家俊彦 三井寺長吏 ◎定員 約30名 ◎推薦図書 末木文美士著『日本仏教入門』 角川選書 末木文美士著『日本宗教史』 岩波新書 末木文美士著『日本思想史』 岩波新書 ◎主催 近江ARS(アルス) <a href="https://arscombinatoria.jp/omi" target="_blank">https://arscombinatoria.jp/omi</a> ◎お問合せ 近江ARS本部 滋賀県大津市栗林町3-1中山事務所内 中山雅文 近江ARS総局 東京都千代田区九段南2-2-8松岡九段ビル百間内 和泉佳奈子 omi@arscombinatoria.jp (近江 ARS 担当 中山・和泉) ご感想やご意見ほか、近江ARSのイベントなどのご案内をご要望の方は、本プロジェクトの公式サイトの「CONTACT」からご連絡いただけますようお願いいたします。 <a href="https://arscombinatoria.jp/omi" target="_blank">https://arscombinatoria.jp/omi</a>
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近江ARS「染め替えて近江大事」全編映像 【第1部】【第2部】(190分)
¥3,000 税込本アーカイブ映像は、2021年12月3日に琵琶湖を一望できる滋賀県立芸術劇場で開催しました近江ARS(アルス)のキックオフイベント「染め替えて近江大事」の記録(【第1部】【第2部】)です。イベントにご参加くださった方々、および当日参加できなかった全国各地の方々のご要望にこたえるべく、フルバージョンでお届けします。配信期間は、2022年2月10日〜2023年12月31日です。 HYAKKEN MARKETでは、近江ARS「染め替えて近江大事」キックオフの映像配信(有料)をしております。 皆様からいただいたご好評につき、2023年12月31日まで期間延長いたしました!ぜひ、この機会にご視聴ください。 近江ARSとは、現代社会が失いかけている日本のもう一つの様式(Another Real Style)に価値を見出し、世界に発信しようというプロジェクトです。総合監修は、日本文化研究の第一人者であり滋賀県長浜にルーツをもつ編集工学者・松岡正剛氏がつとめます。中心メンバーは、三井寺長吏・福家俊彦氏ならびに県内外から集まった個性豊かな近江同志たち。 第1部「興|近江にARSを感じて」の見どころは、日本をリードする各界の著名人・専門家が語る「近江語り」です。松岡正剛氏と福家俊彦氏が、江戸文化研究者・法政大学名誉教授(第19代総長)の田中優子氏、滋賀県長浜にゆかりのある遠州茶道宗家十三世家元の小堀宗実氏のお二方を迎えて繰り広げる近江を読み解くキーワードの連発にご注目ください。また、建築家の隈研吾氏の映像メッセージでは、視察で近江をめぐった時の衝撃が語られています。 第2部「祝|福家俊彦三井寺長吏就任」では、福家俊彦氏の三井寺長吏就任を祝う大勢の皆様が集いました。ステージ上でさまざまなエピソードを語られ、近江が育んできた自然・文化・歴史におよぶエピソードのほか、京都と近江の文化交流、滋賀県と仏教美術、これからのミュージアム、福家氏との交友関係、読書家としての福家氏の一面をくすぐる出来事、近江ARSへのエールなど、お一人づつのお話は多岐に及びました。 <イベントの概要> <dl> <dt>名称</dt> <dd>近江ARSキックオフイベント「染め替えて近江大事」</dd> <dt>日時</dt> <dd>2021年12月3日 15:00〜19:00</dd> <dt>場所</dt> <dd>滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール「大ホール」</dd> <dt>参加</dt> <dd>300名(定員)</dd> <dt>内容</dt> <dd>【第1部】興|近江にARSを感じて 【第2部】祝|福家俊彦三井寺長吏就任 【名残り】(※映像記録には入っていません) </dd> <dt>出演</dt> <dd>松岡 正剛(編集工学者、角川武蔵野ミュージアム館長) 福家 俊彦(三井寺長吏) 【第1部】 田中 優子(江戸文化研究者 法政大学名誉教授(第19代総長) 小堀 宗実(遠州茶道宗家 十三世家元 不傳庵) 映像出演|隈研吾(建築家) 【第2部】 三日月 大造(滋賀県知事) 冷泉 為人(上冷泉家第25代当主) 河村 晴久(能楽師 観世流シテ方) 石丸 正運(美術史家) 蓑 豊(兵庫県立美術館館長) 奥田 博土(陶芸家) 中島 省三(写真家・映像作家) 大道 良夫(大津市商工会議所会頭) 平出 隆(詩人) 本條 秀太郎(三味線演奏家・作曲家) エバレット・ブラウン(写真家) 川戸 良幸(びわこビジターズビューロー会長) 芝田 冬樹(叶 匠壽庵 代表取締役) 冨田 泰伸(冨田酒造 十五代当主) 中山 雅文(中山事務所 代表取締役) </dd> <dt>司会</dt> <dd>鷲尾 龍華(石山寺 座主) 和泉 佳奈子(百間 代表取締役) </dd> </dl> 【関連商品のご案内】 ■第1部のみをご覧になりたい方は<a href="https://hyakkenmarket.jp/products/detail/16"> コチラ </a>の商品をご確認ください。 ■第2部のみをご覧になりたい方は<a href="https://hyakkenmarket.jp/products/detail/15"> コチラ </a>の商品をご確認ください。 ご感想やご意見ほか、近江ARSのイベントなどのご案内をご要望の方は、本プロジェクトの公式サイトの「CONTACT」からご連絡いただけますようお願いいたします。 <a href="https://arscombinatoria.jp/omi" target="_blank">https://arscombinatoria.jp/omi</a>
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近江ARS 第4回「還生の会」【第1・2・4部】映像(約225分)
¥6,000 税込本アーカイブ映像は、2023年2月19日に三井寺にて開催しました仏教学第一人者・末木文美士氏の第4回「還生の会」の【第1・2・4部】映像です。配信期間は、2023年6月27日〜2024年12月31日です。 HYAKKEN MARKETでは、第4回「還生の会」の映像配信(有料)をしております。 ぜひ、この機会にご視聴ください。 【第1部:兆し】観阿弥・世阿弥と後を継ぐ者たち――河村晴久氏 第4回の特別仕立ては、河村氏による能仕舞だ。観阿弥、世阿弥、元雅、金春禅竹。能の草創期の系譜をひと通り紹介したのち、「禅竹が坂本龍一なら、観阿弥は滝廉太郎というほどの隔たり」と見立てた。松岡が絶妙なセレクションと称えたこの日の演目は、世阿弥作『屋島』と元雅作『隅田川』である。 600年の間、師匠から弟子へと口伝されてきた能は、今も決して古くない。『屋島』で死後も地獄で苦悩する義経の姿を描いた世阿弥が伝えたかったのは、戦うことの無意味であるはず。しかしながら、現代においても戦いは一向になくならない。『隅田川』は、死を目前にした人間の心の有り様を描きだす。「人間の営みは自然の一部でしかない」という元雅の死生観は、災害に脅かされる現代人にも通ずるのではないか。能の中に私たちの問題がある。演者の役割は、今ここで舞う意味を自問し、それを観客に手渡していくことである。 【第2部:語り】中世仏教のダイナミズム・鎌倉仏教観の転換――末木文美士氏 末木氏は、複式夢幻能におけるワキの役割から話し始める。最初は日常的な「顕」の世界にいる観客が、ワキによって非日常的な「冥」の世界へと導かれる。南北朝の動乱を通して戦いと死に直面し続けた中世の人々にとって、日常世界は移ろいやすい仮のものと捉えざるをえなかった。「顕」よりも「冥」の世界にこそリアリティを持てたはずという。中世仏教の変遷も、「顕」と「冥」の構図で見ることが有効である。 本題の中世仏教に入り、旧仏教の堕落に対して鎌倉新仏教が出現したと新旧の仏教を二項対立的に見るべきでないという。鎌倉新仏教の出発点となる南都復興運動は、後白河法皇を無位無官だった重源が自らの膨大な仏教ネットワークで支えた。旧仏教の僧はもちろん、栄西や法然らの新仏教の担い手たちにも広がっていく。新旧仏教は、一体となって仏教復興を盛りあげたと言った方がいい。 続いて、中世仏教の特徴として、個人による実践を軸とすることをあげる。重要な役割を担った人物として、源信と覚鑁があがる。「仏教の私化」というキーワードで、平安初期の安然から、源信、覚鑁を経て、鎌倉後期の無住までを繋いだ。続いて、政治に領域をうつし、藤原道長、平清盛、後白河・後鳥羽の院政に通底する「仏教の私化」を紐解く。仏教の変遷は、信仰の面のみに留まらず、政治、社会、芸術も含めた時代背景全般とともに見ていくべきと語る。 【第4部:交わし】ワキとしての仏教――松岡正剛、末木文美士、福家俊彦 松岡は、「修羅」というキーワードを持ち出す。貴族社会から武家社会に移ると、死がより身近になる。個人に潜む「修羅」に注意を向けたのが、世阿弥であり、空也、慶滋保胤、源信だった。松岡は、置き去りにされた修羅に注目した中世日本の世界観こそ、現代日本に必要と強調する。私たちが追いやってきた精神性に、今こそ注目すべきではないか。 世界を「顕」と「冥」の構図で捉え「冥」の世界にこそリアリティを見出す捉え方こそ、中世のメインストリームだった。これを人々に示すのが芸術と宗教が担ってきた役割と三者が異口同音に語る。時間や空間の秩序が壊され、過去と現在が入り混じる。神と人間、死と生も、「かくるるもの」と「あらわるるもの」が混ざり合う。これが日本的な世界観の真骨頂である。話題は日本を飛び出し、時間がリニアに流れる西洋、仏教よりも儒教を選んだ中国にまで及んだ。 河村氏に続き、末木氏・松岡・福家という三人のワキの導きによって、中世の日本人と日本仏教が体験した修羅が、今ここにありありと現出した。その修羅は、過去のものではない。現代におけるリアルである。 <イベントの概要> ◎名称 第4回「還生の会」 ◎内容 テーマ|「中世仏教のダイナミズムー鎌倉仏教観の転換」 【第1部】兆し |松岡正剛、福家俊彦、河村晴久 【第2部】語り |末木文美士ソロトーク 【第4部】交わし|末木文美士、松岡正剛、福家俊彦 ほか ◎日時 令和5年2月19日(日) ◎場所 【第1・2部】大津市伝統芸能会館|〒520-0036 大津市園城寺町 246-24 【第4部】三井寺事務所|〒520-0036 滋賀県大津市園城寺町 246 ◎出演 末木文美士 未来哲学研究所所長 松岡正剛 編集工学者 福家俊彦 三井寺長吏 河村晴久 能楽師 ◎定員 約80名 ◎推薦図書 末木文美士著『禅の中世』 臨川書店 末木文美士著『日本思想史の射程』 敬文舎 末木文美士著『仏教からよむ古典文学』 角川選書 松岡正剛著『千夜千冊エディション 戒・浄土・禅』 角川ソフィア文庫 ◎主催 近江ARS(アルス) <a href="https://arscombinatoria.jp/omi" target="_blank">https://arscombinatoria.jp/omi</a> ◎お問合せ 近江ARS本部 滋賀県大津市栗林町3-1中山事務所内 中山雅文 近江ARS総局 東京都千代田区九段南2-2-8松岡九段ビル百間内 和泉佳奈子 omi@arscombinatoria.jp (近江 ARS 担当 中山・和泉) ご感想やご意見ほか、近江ARSのイベントなどのご案内をご要望の方は、本プロジェクトの公式サイトの「CONTACT」からご連絡いただけますようお願いいたします。 <a href="https://arscombinatoria.jp/omi" target="_blank">https://arscombinatoria.jp/omi</a>
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第3回「還生の会」【第1・2・4部】映像
¥6,000 税込本アーカイブ映像は、2022年12月21日に三井寺にて開催しました仏教学第一人者・末木文美士氏の第3回「還生の会」の【第1・2・4部】映像です。配信期間は、2023年4月28日〜2024年5月1日です。 HYAKKEN MARKETでは、第3回「還生の会」の映像配信(有料)をしております。 ぜひ、この機会にご視聴ください。 リアル/バーチャルを跨ぐ ――松岡正剛 三井寺の草木と陰陽五行にちなむ五色の布が来場者を迎える。数日前に三井寺の山中から切り出された木々が、新たな命を生きなおす。五色布は「染司よしおか」6代目の吉岡更紗が、先代の吉岡幸雄がライフワークとして再現した『源氏物語』五十四帖から選び抜いたものだ。 開会にあたり、松岡正剛は「リアル/バーチャルが問題になっている昨今こそ、仏教を問い直す必要がある」と力説する。インドで生まれた仏教は、中国で漢字になり、日本に入ってきた。仏教者こそ、リアル/バーチャルを行き来してきた。「ここ(日本)」に居ながら、「むこう(インド・中国)」に想像を巡らせ、中国の漢字を日本的なボーカラゼイションに読み換えのだ。 【第1部】語り|草木は成仏するか?―日本仏教の自然観・人間観 ――末木文美士 『日月四季山水屏風』(天野山金剛寺蔵)は、日月(太陽と月)が仏教的な世界観、四季が日本的な自然観をあらわしている。日本人の自然観は、仏教にどう影響したのか。「日本的な仏教は、安然に始まる」。安然は、一草一木がみずから仏性を持ち、悟りを開くことができるとした。この考えが「この世界そのものが既に悟りの世界である」という「あるがまま」の本覚思想へとつながっていく。 一見すると現世肯定や退廃にいきそう「あるがまま」だが、中世後期から、この本覚思想が民衆の活気になっていくというのが末木の見方だ。本覚思想が、単純な現状肯定に留まらず、衆生に「我こそが実践者」と信仰の勇気を与え、現世における積極的な活動を生んでいった。 【第2部】伝え|自分の外へ「聖」なる世界からの眼差し ――福家俊彦 「犬が犬でなくなる限界まで写し込んでいる」と、森山大道による有名な犬の写真を最初に示した。「こういう写真を撮る人は、別の眼をもっている。でないと、この犬には出会えない」。主体と客体の境い目が消え、対象と自己が無くなった瞬間、やっと世界の本当の姿が見えてくる。「草木が成仏する」も然り。世界を見る眼が日常のままに留まっていると、そうは思えない。 松尾芭蕉の「松の事は松に習へ」。芭蕉にとって、前者の松と後者の松は違うものであるはずだ。更にメープルソープ、セザンヌ、円空、道元、良寛、明恵上人と「別」な見巧者を列挙していく。草木成仏の眼差しは、洋の東西を問わない。どのように見るか次第なのだ。 【第4部】交わし|鼎談 松岡正剛、末木文美士、福家俊彦 「もっと仏教を使って、アートや学習やポップカルチャーを語っていい」と言う松岡に、福家も「今日は仏教用語を使わないことにチャレンジした。普通の日本語で仏教を語りなおしたい」と応じる。 さらに話題が「死」や「性」に及ぶ。まだ仏教が十分に語りきれていない領域である。「仏教と性の問題をジェンダーといった西洋の言葉ではなく、我々の内側から出てくる日本の言葉で語ることができれば、顕ではない冥の世界から湧きあがる力を得られるはず」と日本中世文学研究の第一人者田中貴子が期待を込める。 <イベントの概要> ◎名称 第3回「還生の会」 ◎内容 テーマ|「草木は成仏するか? 日本仏教の自然観・人間観」 【第1部】語り|草木は成仏するか?―日本仏教の自然観・人間観 ――末木文美士 【第2部】伝え|自分の外へ「聖」なる世界からの眼差し ――福家俊彦 【第4部】交わし|鼎談 松岡正剛、末木文美士、福家俊彦 ※【第3部】巡りは、勧学院にて三井寺と石山寺による声明の共演でした。 第4部の冒頭に一部映像がございます。 ◎日時 令和4年12月21日(水) ◎場所 三井寺事務所 滋賀県大津市園城寺町246 〒520-0036 ◎出演 末木文美士 未来哲学研究所所長 松岡正剛 編集工学者 福家俊彦 三井寺長吏 ◎定員 約70名 ◎推薦図書 末木文美士著『日本仏教入門』 角川選書 末木文美士著『日本宗教史』 岩波新書 末木文美士著『日本思想史』 岩波新書 ◎主催 近江ARS(アルス) <a href="https://arscombinatoria.jp/omi" target="_blank">https://arscombinatoria.jp/omi</a> ◎お問合せ 近江ARS本部 滋賀県大津市栗林町3-1中山事務所内 中山雅文 近江ARS総局 東京都千代田区九段南2-2-8松岡九段ビル百間内 和泉佳奈子 omi@arscombinatoria.jp (近江 ARS 担当 中山・和泉) ご感想やご意見ほか、近江ARSのイベントなどのご案内をご要望の方は、本プロジェクトの公式サイトの「CONTACT」からご連絡いただけますようお願いいたします。 <a href="https://arscombinatoria.jp/omi" target="_blank">https://arscombinatoria.jp/omi</a>
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近江ARS 第2回「還生の会」【第1・3部】映像(約155分)
¥6,000 税込本アーカイブ映像は、2022年8月21日に三井寺にて開催しました仏教学第一人者・末木文美士氏の第2回「還生の会」の【第1・3部】映像です。配信期間は、2023年2月15日〜2024年3月1日です。 HYAKKEN MARKETでは、第2回「還生の会」の映像配信(有料)をしております。 ぜひ、この機会にご視聴ください。 6世紀頃に日本に伝わったとされる仏教は、日本人を取り巻くさまざまな要素 と混ざり合い「日本仏教」という独自の思想として形づくられてきました。仏教学の第一人者である末木文美士氏は、仏教研究には仏教学・歴史学・民俗学・ 文学史・美術史など学際的な研究が必要だと唱え、異なるジャンルとのつながり のなかに仏教を捉え直してきました。 近江 ARS「還生の会(げんしょう・の・かい)」では、数回にわたって末木氏をお迎えします。日本仏教 を広い視座から見直し、近代社会のあり方や、日本人の死生観を根本から問い直 し、子供たちが集う未来の場づくりへと繋げます。 2回目「国家と仏教:戒律と社会(仮)」の現地参加の申し込みを受け付けさせていただきます。1部は末木文美士氏のソロトーク、2部はご来場の皆様と唐院・観学院の観覧、3部は末木文美士氏をかこんで松岡正剛氏、福家俊彦氏を交えての鼎談、4部はご来場の皆様と軽食をご用意した歓談の時間となります。 <イベントの概要> ◎名称 第2回「還生の会」 ◎内容 【第1部】談話|末木文美士「国家と仏教:戒律と社会」 【第3部】末木文美士氏・福家俊彦氏・松岡正剛氏による座談会 ◎日時 令和4年8月21日(日) ◎場所 三井寺事務所 滋賀県大津市園城寺町246 〒520-0036 ◎出演 末木文美士 未来哲学研究所所長 松岡正剛 編集工学者 福家俊彦 三井寺長吏 ◎定員 約70名 ◎推薦図書 末木文美士著『日本仏教入門』 角川選書 末木文美士著『日本宗教史』 岩波新書 末木文美士著『日本思想史』 岩波新書 ◎主催 近江ARS(アルス) <a href="https://arscombinatoria.jp/omi" target="_blank">https://arscombinatoria.jp/omi</a> ◎お問合せ 近江ARS本部 滋賀県大津市栗林町3-1中山事務所内 中山雅文 近江ARS総局 東京都千代田区九段南2-2-8松岡九段ビル百間内 和泉佳奈子 omi@arscombinatoria.jp (近江 ARS 担当 中山・和泉) ご感想やご意見ほか、近江ARSのイベントなどのご案内をご要望の方は、本プロジェクトの公式サイトの「CONTACT」からご連絡いただけますようお願いいたします。 <a href="https://arscombinatoria.jp/omi" target="_blank">https://arscombinatoria.jp/omi</a>
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近江ARS|第6回「還生の会」 第1・2・3・4部の現地参加のお申し込み
¥13,000 税込仏教学第一人者・末木文美士氏の「還生の会」現地参加の受付開始 6世紀頃に日本に伝わったとされる仏教は、日本人を取り巻くさまざまな要素と混ざり合い「日本仏教」という独自の思想として形づくられてきました。還生の会では、仏教学者の第一人者である末木文美士氏を数回にわたてお招きし、仏教学・歴史学・民俗学・文学史・美術史など、異なるジャンルとのつながりのなかに立ち上がる仏教と出会い直します。並走しますのは、近江ARSの編集工学者の松岡正剛、三井寺長吏の福家俊彦はじめ近江ARS一同です。日本仏教を広い視座から見直し、日本が未来に継承すべき「大事」を伝える場づくりに活かしてまいります。 なお今回は、長浜の地元みなさんのご協力をたまわりまして、湖北の風土や文化とともに還生の会を開催いたします。 6回目「近代仏教の苦闘―グローバルか、ナショナルか」の現地参加の申し込みを受け付けさせていただきます。末木文美士氏のソロトーク、及び近江ARSの編集工学者・松岡正剛と三井寺長吏・福家俊彦を交えた鼎談をご用意しております。 近江ARS 第6回「還生の会」(現地参加)の詳細 ◎日時 令和5年12月2日(土)13時30分~18時00分頃(受付開始13時00分) ◎テーマ 「近代仏教の苦闘―グローバルか、ナショナルか」 <第1部> 兆し <第2部> 語り |末木文美士ソロトーク <第3部> 振舞い <第4部> 交わし|末木文美士、松岡正剛、福家俊彦 ほか *後日、「還生の会6」の映像記録を編集して有料配信いたします。 ◎場所 長浜別院大通寺|〒526-0059 滋賀県長浜市元浜町32−9 ◎出演 末木文美士 未来哲学研究所所長 松岡正剛 編集工学者 福家俊彦 三井寺長吏 ◎定員 約80名 ◎参加費 <第1・2・3・4部>現地参加費 13,000円(税込) *HYAKKEN MARKETにて事前支払いをお願いします ◎推薦図書 末木文美士著『日本の近代仏教 思想と歴史』 講談社学術文庫 末木文美士著『日本仏教入門』 角川選書 末木文美士著『日本宗教史』 岩波新書 末木文美士著『日本思想史』 岩波新書 松岡正剛著『千夜千冊エディション 戒・浄土・禅』 角川ソフィア文庫 ◎参考千夜千冊 <a href="https://1000ya.isis.ne.jp/1802.html" target="_blank">末木文美士『日本仏教入門』</a> <a href="https://1000ya.isis.ne.jp/1803.html" target="_blank">第1803夜 源信『往生要集(上下)』</a> <a href="https://1000ya.isis.ne.jp/1804.html" target="_blank">第1804夜 明恵『明恵上人集』</a> <a href="https://1000ya.isis.ne.jp/1805.html" target="_blank">第1805夜 日蓮『立正安国論 開目抄』</a> <a href="https://1000ya.isis.ne.jp/1806.html" target="_blank">第1806夜 富永仲基『出定後語』</a> <a href="https://1000ya.isis.ne.jp/1807.html" target="_blank">第1807夜 嵩満也・吉永進一・碧海寿広編『近代仏教と西洋世界』</a> <a href="https://1000ya.isis.ne.jp/1808.html" target="_blank">第1808夜 大谷栄一・吉永進一・近藤俊太郎編『近代仏教スタディーズ』</a> <a href="https://1000ya.isis.ne.jp/1809.html" target="_blank">第1809夜 『新アジア仏教史11 日本仏教の礎』</a> <a href="https://1000ya.isis.ne.jp/1810.html" target="_blank">第1810夜 木内堯央『最澄と天台教団』</a> ◎主催 <a href="https://arscombinatoria.jp/omi" target="_blank">近江ARS(アルス)</a> ◎お問合せ 近江ARS本部 滋賀県大津市栗林町3-1中山事務所内 中山雅文 近江ARS総局 東京都千代田区九段南2-2-8松岡九段ビル百間内 和泉佳奈子 omi@arscombinatoria.jp (近江 ARS 担当 中山・和泉)